「・・・ありがと」


「ん」







タオルを受け取る時、ほんの少しだけ、オレの指とあっこの指が触れた。


オレは内心少しどきりとしたけど、表情を変えずそのままタオルを受け取る。







「じゃあ、オレ、そろそろ試合だから」






オレは体育館に戻ろうと、あっこに背中を向けた。
















「・・・っ!!爽っ!!!!!」