体育館の中から、楽しそうな声が漏れてくる。 ・・・ちなみに、体育館の順番待ちをしている生徒が居る、校舎からも。 それなのに、オレの居るこの場はあまりにも静か過ぎて・・・。 一瞬、自分が異次元に潜り込んだ気分になる。 体育館の外には、オレ1人きりだった。 ・・・なんか、いいな。 そんなことを思う。 最近なんだかすべてが急すぎて・・・こんなにゆっくりしてなかったような、気がする。 「・・・あ」