そこにいたのは・・・鳴海先輩。


あっこが大好きな、先輩。







「あ」


「・・・名前、なんてったっけ??」


「・・・実羽です」








私は俯く。

今は正直、先輩には会いたくはなかった。



あっこのこと、思い出しちゃうんだもん。






「実羽ちゃん・・・そうそう」








先輩が、にっと笑った。

先輩の真後ろでは、太陽がさんさんと照り輝いている。





そのせいかどうかは分からないけど、私はなんだか眩しく思って。


目を少し、細めた。