「あっこは悪くないんだよ・・・。 あっこは胸を張ってていいんだよ・・・先輩が好きですって。 でもやっぱさ・・・分かってても・・・あっこは悪くないって分かってても・・・。 ・・・やっぱし私、辛い。 あっこが、ちょっとだけ憎く感じる。 あっこは悪くないんだけど・・・」 わたしは、体育座りをして立てているひざに、顔をうずめた。 泣きそう。 ・・・どうしよう。 あっこは、何も言わない。