そんなこんなで私は家に着いた。



「ただいまー。」

私は、家に着くなり自分の部屋へ。

「おかえりなさーい。桃ーきょうの・・バタンッ。」

途中で部屋のドアを閉めたのでお母さんの声が聞こえなかった。

「やっぱり自分の部屋は落ち着くよな~」

私は、机の上に置いてある、携帯に手を伸ばした。

坂口にメールだ。

私は1年の時から坂口に相談をしていた。
もちろん坂口の相談にも私は乗っていた。

「山橋って誰が好きなのかな?・・・・っと!」
私は、送信ボタンを押した。

「はぁ~私って何がしたいんだろう。」

こんなこと聞いても意味ないのに、、、

私じゃない誰かだったら傷つくのに分かってんのに。

好奇心と不安でいっぱい、私は携帯の待ち受け画面をずっと見つめていた。






「…もー…ももー…ごはんよ…下降りてきなさい。」

私は、いつのまにか寝ていたみたいだ。
メールのことなんか忘れて、ご飯を食べに下へ降りて行った。


「全然食べないのねー・・・何かあった?」

お母さんが聞いてくる。
何かあった、何かあったから聞かれたくなかった。

「うるさい・・・・ってか関係ないし。」
私はそっけなく返事をし

「もういい!!」
と自分の部屋へ駆け上がった。

「ん・・・もう!」

お母さんは何も言わず、少しだけ抵抗しただけだった。

それが少し嫌だ。

「バタン」

自分の部屋に入り、ベットに横たわる。

何気なく携帯を開いた。

「新着メール1件」

「誰かだろう。」

私はメールを開く。

「坂口から…?もしかしてあの事?」
私はドキドキしながらメールを開いた。

メールをみることでこんなに緊張したことはないだろう。
うわー…嫌だな。

絶対私じゃないもん…。
そんな事・・どうでもいい!
見ちゃえっ