やめることないっていう生徒の意見

でももう決めた。

『もう決めた

宝寺と結婚できない仕事なら

辞めた方がマシ…』

その言葉に泣き出す生徒

「先生辞めないで…ヒクッ

私が悪かったよ…」

と美園

その言葉が嬉しく思えたが

『ありがとうな。美園

でも俺もう1個隠し事あるんだ








みんなも知ってる

sunホテルとかsunビールとか

あるだろ?

その朝日グループの御曹司なんだ

もうそろそろ継がないといけなくて

今年で辞めようと思ってたんだ

だからお前らの卒業式でれねぇや…

ごめんな』



教室は涙だらけだった。

廊下には

1限の授業

英語の担当の桜井まで泣いていた。

『って事だ…

みんな

頼むから

宝寺を責めないで

責めるんだったら

俺にしてくれ』

と言って

教室を後にしようとした。

その時八崎と日向野が俺に抱きついてきた。

そして

どんどん生徒が俺に抱きついた。


最後に残っていたのは







宝寺だけ


『先生…』

宝寺はすごく悲しい顔をしていた。

それに絶えられずにいた。

すると

俺に抱きついてた生徒たちが離れて

俺に笑った。

俺は1秒でも早くと走って

宝寺を抱きしめた。

拍手でいっぱいになった。

「「「「「先生。宝寺。幸せになってね」」」」」

生徒が言った。

さっきはどうなるかと思ったが

俺は世界一

宇宙一

良い生徒をもったなぁと

幸せな気分になった。

これが

愛されているんだと思う。

生徒に愛され

大好きな宝寺に愛され

俺はもう幸せいっぱいだった。