普通は

あんな事のあとだから

逃げると思ってたんだがな・・・

やっぱり諦められねぇや・・・




授業が終わり

やっぱり俺の周りは女子生徒がいた。

「葉菜?どうした?

先生のとこ行こうよ♪」

『ごめん!!
私用事あるから先帰るね・・・』

『宝寺さん!!!』

あいつはびっくりした顔をしていた。

『さようなら(笑)

気をつけて帰ってくださいね』

でもあいつは

『・・・はい・・さようなら』

冷たかった・・・

こんな事で

諦められる事が出来たら

苦労しない・・・

絶対諦めてたまるか!!!!


俺は今周りにいる生徒に

聞いてみた。


『今日の宝寺さん元気ないみたいだけど・・・

なんか皆わかる?』

そんなの聞かなくてもわかるけど・・・

その時八崎が手を上げた。

「私知ってますよ~☆

たしか好きな人が出来て

その人には私じゃダメとか言ってましたよ?」

『そう・・・』

「何?先生!

もしかして葉菜のこと気になるの?」

その時周りの女子から

「いやぁ~」「私にしてぇ~」

と黄色い声が聞こえた。