月曜日になった。

宝寺は俺を避け始めた。

宝寺は何を吹き込んだのか

休み時間

俺の周りは女子生徒だらけだった。

そこには八崎に連れられた宝寺もいた。

「ねぇ~先生ここわからないんですけど♪」

『どこですか?』

「先生~こっちも質問」

『はい!ちょっと待ってください;;;』

キーンコーンカーンコーン

『チャイムがなりましたよ☆

君たち次は移動教室でしょ』

「はぁーい・・・」

俺は生徒に見つからないように

宝寺の腕を引き

口を塞いで

資料室に行った。


『先生!

私授業があるんですが;;;』

入ってすぐに

資料室を出ようとした宝寺を

俺はグイッと自分に引き寄せた。

『俺お前がわかんねぇ・・・

お前は何がしたい?

俺の気持ち知っておきながら・・・

お前の今の気持ちを伝えてもくれねぇし・・・

どうしたら

お前は俺の気持ちを受け取ってくれる?』

宝寺は黙っていた口を開いた。


『先生私電話でも言いました。

黎を応援したい』

『じゃあ今のお前の気持ちだけ・・・











教えてくれよ・・・』