俺らは日が暮れるまでやった。

すごく楽しかった。

またコイツとやりたいと思った。

こんな変なバスケなんて生まれて初めてやったぜ・・・

トラベリング・ダブドリやりたい放題

それに頑張ってカットしようとして

ファールしてくるし(笑)

『はぁはぁ・・・疲れましたね先生』

『あぁ・・・お前の変てこなプレイと合わせるの疲れたぜ・・・(笑)』

『酷い!!!!!!

一生懸命やってるのに・・・』

宝寺はショボーンとした。

すごく可愛い・・・

『悪かったって(笑)

お前の頑張りは伝わってきたから』

宝寺は顔を赤くした。

俺は宝寺を家まで送った。


『じゃあな・・・また月曜日』

『先生?』

『何?』

『私・・・先生とメールとか電話したいよ』

『いいよ』

どんな気持ちで言ってるのかはわからなかったが

俺はすごく嬉しかった。

あっちから連絡したいとか

言われるとか思わなかったから・・・。

俺ら家の外で赤外線した。

すごく赤外線で俺の思いも伝わってくれればいいのに

コイツの気持ちもわかればいいのに

っと思いながら

赤外線も終わって俺は車を走らせた。