なんだか恥ずかしくて、

顔が赤く染まるのがわかる。



どうして、
シュウは、私をドキドキさせるんだろう。



「想像より、可愛くないな。」


突然の、ゆきのりの言葉に、
一瞬、
場がシラケる。


「おーい、ゆきのり、」


サクが、
辞めろとアイコンタクトで合図するが、

ゆきのりは、やめない。


「シュウが可愛いって言うから、どんな美人かと思ったら、
不細工じゃん。」



体が、震えるのが解る。


そりゃあ、私は美人でもないし、可愛くもないし、
年齢=彼氏いない歴だけど、

初対面の人に言われたくはない。

反論したいけど、


涙が出てきて、
言葉がでない。


「ちぃちゃんは、可愛いよ。」


大きな手が
私の頭を優しく撫でる。


涙が、
零れる。


シュウはいつも、

私の欲しい言葉をくれる。


あったかい笑顔と、
甘い声で、

私を幸せにしてくれる。



出会って、
一日しかたってないけれど

全然、
シュウを知らないけれど



私は、シュウに恋をした。