シュウに可愛いと言われたこと

抱きしめられたこと

嬉しくて
ドキドキした気持ちを

隠さず全てを話す。



マナは、真剣に聞いて、

私が話すたび、相槌をうつ。



「それって、恋なんじゃないの?」

後ろからヒトミが顔を出し、指摘する。


「恋ってのは、ドキドキするしキュンてするし、なによりも幸せになるんだよ」

授業中なので、やや遠慮がちに話すヒトミに
私は小さな声で尋ねる。


「ヒトミは幸せなの?」

「あたりまえでしょー」



たしかに
ヒトミはキラキラしている。
そのキラキラを引き出す相手が、サクなのかは
解らないけど。


「今日シュウに会ったときに確かめてみればぁ?」


今日、もしかしたら
会えるのかもしれない。

「だめ!」