『star letter』
…笹原 織葉さま
“い”つも七夕に願う事は、何ですか?
“つ”き明かりが美しい、夏の星座が僕は一番好きです。
“し”いて言うならあなたは、どの季節の星座が好きですか?
“よ”るだけでも七夕は、晴れるといいですね。
“に”ほんで一番、星が綺麗に見える場所を知ってますか?
“き”みに、いつか空を埋める程の満天の星を見せたいです。
“て”が届きそうで届かない星は、今日も僕を切なくさせます。
“ほ”しを、君に届けたい。
“し”らず知らずの間に、消えてゆく星もあれば生まれて来る星もある。
“い”つでも願う事は、一つ。君が、幸せでありますように。
―――いっしょにきてほしい。
短冊に込められた想いは
“君の、一番星になりたい”
不器用で、遠回りな告白はようやく通じて。
そして、あたしが願うのは…。
―――二人が二度と、離れませんように。
あなたの願い事は、何ですか?
fin,