「侑李~っ、一緒に帰ろう」



「あ~いいよ!だけどちょっと話してよ」



あたしたちは何となく昇降口でたむろした。



他愛ないことばっか話して、爆笑して…


今までのモヤモヤはなくなってった。




ドンッ




飛んできたのはサッカーボール。



外から飛んできたのかなあ…




あ…れ…



もしかして…



サッカー部だよね?


翔…




サッカー部…




あたしは焦って飛んできたボールを蹴った。




すると…




誰かが取りに来るのかな…