「あっれ~? 君のタイプ聞いたらオラオラ系が好きってゆってたよね~?」






う。


いつそれを聞き出したんだ?







「そ、そうだけど…」








言葉が詰まる。








「じゃあ、俺の物でいいじゃん~」









やだ。







「…だ。」







「や…だ!!」







キモいから!






あいつよりキモいからっ!








あたしは走って逃げた。







「ちょ、待てよ!」







追い掛けてくるキモい奴。








…たくま…







あんな奴は弱そうだからむりか…







…でも…あたしピンチ!








誰か!