全試合が終了して、勝ち残った者達が集まっている。


そこ場にいる者は全員黙り込んでいた。


勿論、オレもその一人。


九錠と有島も黙っている。


一人欠けたチーム。


何処のチームも何人かは欠けている。


負けた証。


蓮斗を殺した奴は一人で呆然としていた。


一人だけしかいないからな。


目が合うとすぐに目を逸らされた。


オレがそんなに恐ろしいってか。


「三枝君!」


その声に振り返るとそこには兵藤がいた。