「私ね…今まで告白されると、避けたり、わざと話さなくなったりしてた…。
私はどうやって断ろうかって事ばかり考えて…。
相手のことなんて考えたこと、一度もなかったと思う。
でもね。樹は、樹にはそんなことしないって決めたの。
まだ、ぎこちないけどさ、そのうち、そのうち普通になるから…少し待ってて…。
樹のことちゃんと見るから…
ちゃんと見て考えて答え出すから…。」

樹が次に何か話すのが怖くて私はそのまま樹の家を出た

不安はあった

マネージャーという立場

樹を好きでいてくれる人たち

これから先のこと

不安はあるけど、でも、もう決めたんだから

自分はどうなのか

樹に対する気持ち

樹は真剣だったんだ

私も真剣に答えを出さなきゃ

他のことはとりあえずおいておこう

今は自分の気持ちだけ

私の心だけ

今はそれだけ