「何よ?」
ニヤつく真美を問いただす
「別にぃ?」
真美が笑いながら言った
「気になるじゃん!」
私が問いつめても真美はフフフと笑うだけで何も答えなかった。
結局何も聞き出せないまま部活の時間となった
更衣室でもしつこく聞いたが何も答えない真美と仕方なくバイバイをし、部活へと向かった
上履きから運動靴へと靴を履き代え、外へ
校舎内とは打って変わって外は灼熱地獄
日はどんどん長くなっているのでまだ太陽は高い位置にいた
私はゆっくりグラウンドへと走り出した
蝉の声が日増しに大きくなる
最後の夏が明日から始まるのだ
今日が最後の練習になってしまうかもしれないと言う不安と、甲子園への憧れが入り交じり、私はどんどん加速していった
はっと我に返るとグラウンドがもうすぐそこにあるのに気づいた
精一杯ブレーキをかけて、グラウンドを入ってすぐの所で止まった
グラウンドの整備をしていた後輩たちが不思議そうに私を見つめる
なんとなく恥ずかしくなって、咳払いをして、こんにちわと声をかけた
そして、鞄を定位置におくと、すぐに部室の方へと駆けだした
ニヤつく真美を問いただす
「別にぃ?」
真美が笑いながら言った
「気になるじゃん!」
私が問いつめても真美はフフフと笑うだけで何も答えなかった。
結局何も聞き出せないまま部活の時間となった
更衣室でもしつこく聞いたが何も答えない真美と仕方なくバイバイをし、部活へと向かった
上履きから運動靴へと靴を履き代え、外へ
校舎内とは打って変わって外は灼熱地獄
日はどんどん長くなっているのでまだ太陽は高い位置にいた
私はゆっくりグラウンドへと走り出した
蝉の声が日増しに大きくなる
最後の夏が明日から始まるのだ
今日が最後の練習になってしまうかもしれないと言う不安と、甲子園への憧れが入り交じり、私はどんどん加速していった
はっと我に返るとグラウンドがもうすぐそこにあるのに気づいた
精一杯ブレーキをかけて、グラウンドを入ってすぐの所で止まった
グラウンドの整備をしていた後輩たちが不思議そうに私を見つめる
なんとなく恥ずかしくなって、咳払いをして、こんにちわと声をかけた
そして、鞄を定位置におくと、すぐに部室の方へと駆けだした