布に自分で作った型紙を当て、線を引いた
何個か分の線を、書き終えるとハサミでそれを切り抜く
それをすべて切り抜くと
最大の難関が待ち受けていた
眠い目をこすりながら私は指先に集中した
糸の先は少し毛羽立っていてなかなか針の穴に入らない
少しなめると通しやすいのだが
選手にあげるものなのでそれはやめておいた
何度も先端を切り直し糸通しに挑戦した
疲れて眠い体にはつらすぎる仕事だ
ようやく糸が通った
私は小さなユニフォームと13と書かれた白い布を縫い合わせる
18番から縫い始めてやっと13番
まだまだ1番までの道のりは長い
そしてユニフォームの正面の部分と背番号付きの背中側の部分を縫う
最後の方にくると
縫うのを一旦やめた
そして机の引き出しに大切にしまってあった
小さな紙を取り出した
赤いペンでそこに
「目指せ!日本一!」
と書いて小さく折り畳んで小さなユニフォームの中に入れた
そして綿を詰めて私はユニフォームを完全に縫い合わせた
襟の所に糸をつけてやっとまたひとつお守りが完成した
何個か分の線を、書き終えるとハサミでそれを切り抜く
それをすべて切り抜くと
最大の難関が待ち受けていた
眠い目をこすりながら私は指先に集中した
糸の先は少し毛羽立っていてなかなか針の穴に入らない
少しなめると通しやすいのだが
選手にあげるものなのでそれはやめておいた
何度も先端を切り直し糸通しに挑戦した
疲れて眠い体にはつらすぎる仕事だ
ようやく糸が通った
私は小さなユニフォームと13と書かれた白い布を縫い合わせる
18番から縫い始めてやっと13番
まだまだ1番までの道のりは長い
そしてユニフォームの正面の部分と背番号付きの背中側の部分を縫う
最後の方にくると
縫うのを一旦やめた
そして机の引き出しに大切にしまってあった
小さな紙を取り出した
赤いペンでそこに
「目指せ!日本一!」
と書いて小さく折り畳んで小さなユニフォームの中に入れた
そして綿を詰めて私はユニフォームを完全に縫い合わせた
襟の所に糸をつけてやっとまたひとつお守りが完成した