自分のこと
友達のこと
野球のこと
先生のこと
テレビのこと
いろんな話をして笑い合っていた
どんなにテレビで騒がれようと18歳
普通の高校生なのだとやっぱり思う
二人は話している途中途中で「奈緒まだー?」と私を急かせた
「そう!奈緒といえばさ、小さい頃」
将太が少し笑いながら話始めた
将太が話し始める私の小さい頃の話は決まって
私が何かをやらかしたとか
私の失敗談ばかりだ
私は急いで靴下を履き替え部室を飛び出した
まだ話しは核心を突いていないようで将太しか笑っていなかった
「おまたせ!帰ろう」
私が話を遮ると
将太は渋々、話をやめ歩きだした
私たちは毎日一緒に帰っている
顧問の先生に夜、女の子を一人で帰すのは危険だと言われ、お向かいに住んでいる将太が私と一緒に帰れと言いつけられたらしい
樹はいつの間にか帰る方向が一緒だからと言って一緒に帰っている
私たちが校門に差し掛かると
校門には人影がポツポツとあった
「樹ー、人気ものだね」
少し拗ねるように将太が言った
「樹が思いっきり投げれるのは俺のおかげだ」
将太がぶつぶつと文句を言った
友達のこと
野球のこと
先生のこと
テレビのこと
いろんな話をして笑い合っていた
どんなにテレビで騒がれようと18歳
普通の高校生なのだとやっぱり思う
二人は話している途中途中で「奈緒まだー?」と私を急かせた
「そう!奈緒といえばさ、小さい頃」
将太が少し笑いながら話始めた
将太が話し始める私の小さい頃の話は決まって
私が何かをやらかしたとか
私の失敗談ばかりだ
私は急いで靴下を履き替え部室を飛び出した
まだ話しは核心を突いていないようで将太しか笑っていなかった
「おまたせ!帰ろう」
私が話を遮ると
将太は渋々、話をやめ歩きだした
私たちは毎日一緒に帰っている
顧問の先生に夜、女の子を一人で帰すのは危険だと言われ、お向かいに住んでいる将太が私と一緒に帰れと言いつけられたらしい
樹はいつの間にか帰る方向が一緒だからと言って一緒に帰っている
私たちが校門に差し掛かると
校門には人影がポツポツとあった
「樹ー、人気ものだね」
少し拗ねるように将太が言った
「樹が思いっきり投げれるのは俺のおかげだ」
将太がぶつぶつと文句を言った