私たちがお弁当を食べ終わり
余った時間を雑談で潰していたとき
あまりしゃべったことのない男の子が私を呼んだ
「寺内ー」
私が歩み寄ると後輩?と聞きながら教室の外の廊下をチラッと見てどこかへ行ってしまった
私が廊下をのぞくと
上履きの色が三年とは違う女の子が三人いた
私と目が合うと
一人の女の子が反射的にあの…っと声を発した
「寺内先輩って野球部のマネージャーですよね?」
その子が勢い良くしゃべった
野球部は私以外、女子の部員がいない
私が入った当初は三年生の先輩が二人と私と同じ学年の人が二人いたが
マネージャー毎日の辛い練習に耐えられず辞めていってしまい
私しかいなくなった
後輩も男子のマネージャーしかいない
だから、女子の後輩に先輩と呼ばれるのはとても新鮮で嬉しかった
「はい!そうです」
少しだけ喜び浸った後に言った
「あのー…」
三人はなぜか少しだけ頬を赤らめながら小突き合い始める
私が不思議そうに見ていると
一番気の強そうな女の子が半歩前に追いやられた
さっきからこの子しか話していない
そして決心したように口を開いた
余った時間を雑談で潰していたとき
あまりしゃべったことのない男の子が私を呼んだ
「寺内ー」
私が歩み寄ると後輩?と聞きながら教室の外の廊下をチラッと見てどこかへ行ってしまった
私が廊下をのぞくと
上履きの色が三年とは違う女の子が三人いた
私と目が合うと
一人の女の子が反射的にあの…っと声を発した
「寺内先輩って野球部のマネージャーですよね?」
その子が勢い良くしゃべった
野球部は私以外、女子の部員がいない
私が入った当初は三年生の先輩が二人と私と同じ学年の人が二人いたが
マネージャー毎日の辛い練習に耐えられず辞めていってしまい
私しかいなくなった
後輩も男子のマネージャーしかいない
だから、女子の後輩に先輩と呼ばれるのはとても新鮮で嬉しかった
「はい!そうです」
少しだけ喜び浸った後に言った
「あのー…」
三人はなぜか少しだけ頬を赤らめながら小突き合い始める
私が不思議そうに見ていると
一番気の強そうな女の子が半歩前に追いやられた
さっきからこの子しか話していない
そして決心したように口を開いた