「クレイジー!お前、なんだこの100点満点のテストは!!すげえなお前!きもい!」

店長が突き付けたのは、俺が隠してたはずのテスト。

「…褒められた気がしねえ」

「褒める気なんてねーよ!お前頭いいんだなー。隠してねーで、見せればいいのに」

「なんで親でもねーのに、見せなきゃなんねーんだよ。」

「…普通こういうもんは自慢したがるだろ!!!お前それでも思春期真っ盛りの中3か!?」

「あほらし…」

俺は言い残し、その場を立ち去ろうとした。

そのとき、店長は一言、こう言った

「なあ…俺は、お前が中学卒業したらこき使ってやるとは言ってるが、高校に行くなとは言ってねえからな」

「……は?」

「お前の好きなようにしろっつーことさ!!」

店長は、俺の頭をぐしゃっと撫で回し、部屋を出ていった。

「…意味わかんねえ」

今さら俺に選ぶ権利なんてくれんなよ…