俺の1日は、朝風呂から始まる。

そんで、クラブで余った食料を食べる。

始めのうちは、朝から肉を食ったりするのは正直腹が重たかったけど、今では慣れてしまった

そして、制服に手を通し、裏口から出発。


行き着く先は、

店長の次に嫌いな、

中学校。


ガラッ

少々乱暴に教室のドアを開けると、教室にいたやつらの視線が全てこちらに集まる。

無視して、窓際の一番後ろの席に座る。

「…………」

いつからだっただろうか、俺の席が、そこに固定されたのは。


教室は俺が教室に入る前より静まっていて、みんなヒソヒソとした話し声になっていた。


「…今日は来たんだ…」
「ね…」
「しかも、遅刻せずにくるなんて珍しすぎるよな……」


「…………」

ばーか。

俺に聞こえないように喋っているのだろうが、マル聞こえだっつーの。


キーンコーンカーンコーン


チャイムが鳴り、担任が入ってくる。

「おはようございます皆さーん」

教卓につくのと同時に、担任は俺に気付いた。

「今日は遅刻しなかったんですねーえらいえらい」

「………」

へらりと笑うこいつは、どこか店長と似てる感じがして、大嫌いだ。

他のクラスのやつらは、俺に普通に話し掛けた担任にハラハラしながら様子を見ていた。

…大体、なんで俺はこんなに危険物扱いされてるんだ?

別に他の不良と絡んでる訳でもねーし、
悪さだってしたことねーし。

ちょっと無愛想で、制服の着方がだらしねえだけじゃねえか。