「許さない…こんな事して…許さないから!!」
再び殴ろうとする舞に
「もう良いよ!!!」
私は叫んだ。
「もう止めよ、殴ったって意味ないよ。
でもね同情なんていらなかった…大輝が生きててくれてるだけで良かったよ。
確かに私と大輝が付き合ってなければ大輝が私に会いに来る途中で事故に遭わなかったかもしれない…死ななかったかもしれない…
何度も自分のせいだって思った。
でも、もう遅いんだよ。どんなに思ったって大輝は戻って来ない…
だから私が前に進まない限り大輝も前には進めないって分かったの…だから私は少しずつだけど前を向いて進んでるの。」
舞に叫んだ後、先輩の方を向いて話した。
先輩に伝わってくれれば、それで良い…