どんなに会いたくても
会いたいときに会うことができない。
どんなに声が聞きたくても
聞きたいときに聞くことができない。
触れたくても
触れることができる距離にいない…。
わかってる…。
芸能人の優と付き合うということは
こういうことなんだって…。
だけれど…、
壁を感じてしまうんだ…。
距離を感じてしまうんだ…。
今、あたしの目の前で
優のとなりで可愛いらしく笑っている
白崎 聖花が…
とても羨ましく思えて
仕方がない―…。
白崎 聖花に
そんな感情を抱いてしまう時点で
間違っていると
頭では解っているのに…。
だけれど
どうしようもなく、胸が苦しいの――…。
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