ドンッ―――


「痛っ…」

街中をボーッと歩いていたら
人にぶつかった。

「ごめんなさい…」

歳は私と同じくらい。
身長は170cmくらいかな。
正真正銘の美男子だった。

これが切なく儚い恋の始まりだなんて、
その時の私は知るはずもなかった。