がっくり肩を落として、しゃがみこむ茶髪を見下ろして後悔。



……そ、そんなにイヤだったのか。



欲しい言葉は言わねーわ、余計なことはするわ、最悪だあたし。

何してんだあたし。

急いでしゃがんで同じ目線になって、肩をたたく。



「わ……悪ぃ。そんなに嫌がられるとは……うわッ!?」



思わなくて、と続けようとした言葉は、



目の前の茶髪の口の中に吸い込まれた。