すっげえ驚いた顔が、徐々に赤く染まっていく。

息するのも忘れてそうだ。



なんでそんなに驚く。なんでそんなに赤くなる。

あたしにまで移るだろうが。



「い……言えねーから、とりあえず、代わり」



とりあえず至近距離でそう説明する。

するとヘナヘナとその場にへたり込んで。



「……ほんとやめてよ、もー……」



翼ちゃんわけわかんない、と付け足して顔を手で覆った。