次の日、空は私の心みたいに晴れてて。




これはもう……






「神様がコクっちゃえって言ってるんだよね翼!!?」

「……悪ぃ何のハナシだソレ……」




翼はパンをかじりながら気力なく返事をする。

それもそうだ。

お昼の時間の今、翼のところには毎日といっていいほど『あの人』が来るのだから。




そう思ったちょうどそのとき、教室の扉が開いた。

翼の肩はびくっと上がる。






「翼ちゃーん、迎えにきたよー」






そう言いながら教室にはいってくるひと、




生徒会長の、羽鳥右京さん。