よくわからないから、とりあえず間をとってベッドに寄りかかりつつ、机の周りとなるところに座っておこう。




そうして座ったはいいけど、やることがない。

せっかく藤岡くんの部屋に来たのに……。

首を回して部屋中を見渡すと、目についたのは本棚。




「……や、藤岡くんにかぎってナイナイ」




一瞬定番の“えろほん”とやらを想像してしまった。

だって藤岡くんだもん。

ないない……。




……。




「……調べるぐらいなら、いいよね」




すいません藤岡くん。

好奇心に勝るものはないんです。