「ちゅーか本題。
今日オマエ雑誌のインタビュー朝一であるんやって?
来ーへん来ーへんってマネージャー泣いて俺に電話してきてんで。ケータイ電源入れとけや」
言いながらあたしの脇に手を差し込み、軽々と持ち上げて体制を整えてくれるお兄さん。
でも、地に足ついたと同時に篁くんに引き寄せられる。
「だって……質問されるん苦手やし。それに絢に会いたかったんやもん」
「なんなんソレ、絢?」
「この子。俺の好きな子やねん」
そして、ぐるっと強制的に回れ右。
お兄さんと向き合うかたちになった。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…