「よっしゃ!」
准が興奮した声で叫び、立ち上がった。
「今日の悠翔すげぇぞ!! スリー外してねぇ」
得点板をみると
【15-18】今の悠翔のスリーでリードとなった。
「そろそろベストこねぇかな?」
『まだ。今はまだ完全に波が来てない… 剛さんのゴール下か、浩平のステップインがほしいな』
「タイムアウトとる?」
『待って。多分もうちょっとしたらアッチがとってくれると思う』
そう言った瞬間
――ピッ
《タイムアウト》
「あ…」
『ほらね』
ここまでは順調……
1ピリは後2分―
『剛さんと剣夜がゴール下を1ピリが終わるまでに1本づつ。浩平のステップインが1本…上手くいけば悠翔のスリーを決めて下さい。一気に将さんを中心にあたります!! 将さんはボールカットをして下さい。ここからが本番です…勝ちに行きましょう』
「「「おぉッ!!!」」」
――負けられない