「あはははッ」
今まで静かに話を聞いていたさっちょんが急に笑い出した。
「さすが田崎だな～あの剣夜にあんな顔させるなんて! 笑い止まらねーよ…」
さっちょんはまだ肩を震わして笑っている。
『はぁ…どうも』
どう反応していいか分からないあたしに
「さっちょんは暫くの間ほっときな。笑うとあいつ止まんないからさ!それより、陽も自己紹介しろよ」
と、
悠翔が苦笑いを浮かべながら言った。
『うん。えっと…華南高校から来た1年の田崎 陽です。ポディションはC(ｾﾝﾀｰ)以外ならどこでもいけます。よろしくお願いします』
「「「よろしくお願いします!!」」」
