「ふざけないでください!!」

「ふざけてないよー。あたしは青羽を強くするために戻ってきたんだから…」

「新米監督に何ができるんスか」

「そうね、じゃあ。夏の最後の大会で夢を見させてあげる」

「話にならない」

「生意気なこと言うのはあたしのメニューをこなしてから言いなさい。言っとくけど、今までの5倍はしんどいと思いなさい…あたしは優しくないよ?」

意地悪そうな顔でクスリと笑う、不思議な先生はどこか色気が漂う。


「まぁ、キャプテンを倒すってゆう懐かしいパターンでもいいけど…さすがに大人気ない気がするしな」

ブツブツと呟く言葉が聞こえたのは多分、俺だけだと思う。