「剣夜さんって陽さんにベタボレってマジだったんスね…悠翔さんが言ってたの信じてなかったス」
『……悠翔のヤツ』
「俺、諦めないですから」
『…』
「今日だって、どさくさに紛れて陽さんに触ってきます」
『お前、殺す』
これでもかとゆう程に元を睨むと悪戯に笑った。
きっと陽は元がこんな気持ちを抱いていることに全く気付いてない……
ハァと一つ溜め息をつく
また、
一人強力なライバルが増えた…そんなことを思いながら体育館に戻ると、待ち疲れてボールを抱きながら寝てしまっている呑気で無防備な陽を見て、元と目線を合わせた
“だから好きなんだ”
俺と元のちょっとした
Eye-contact
《episode..1 fin》