宣言通りかなりの試合をこなす俺たち――


「元、ナイシュッ!」

軽やかにシュートを決めて陽にピースをする…1年坊主の神崎 元(カンザキ ハジメ)

1年だからか…または自分のプレーを持っているのか知らないが元はチームがナミに乗れない時も変わらずにプレーをする。


「お疲れ様、今日の試合は良かったよ。特に元!! 元がいたから流れが悪い時に踏ん張れたね…1年に引っ張られるなんか3年はしっかりしなきゃ駄目だよ」

「「『…ウッス」」』



「じゃあ、解散! お疲れ」

みんなが解散してから、
荷物をまとめている陽の元に近づく。

『……は…る?』

「あ、剣夜。お疲れ様…どうしたの?」

『俺……』



俺の言葉は
「陽さん!!!」
元の声に遮られた。

「元も、どうしたの?」

「あ…剣夜さん。お疲れ様っス」

『あぁ』