「すごい展開だな~面白そう…審判は俺と悠翔でやるな!」 いかにもこの状況を楽しんでいる浩平が言った。 「最初はジャンプボールだけど…お前いいのか?」 心配そうにあたしの顔を覗くように尋ねる悠翔に 『それくらいのハンデはいるでしょ』 と、いいながら笑うと 目を真ん丸にして固まっている悠翔は可愛い。 口に出したら怒るだろうけど… 「じゃあ10分後スタートね。各自でアップしてから」 『分かった』 ……負ける気なんてしない