「あ、あぁ」
『あぁ。じゃないの! どーするの?! こんな状態で総体を迎えたらみんな絶対に後悔する』
泣きそうになる姿に多分俺を含めた全員が“なんとかしなきゃ”とゆう気持ちになっただろう。
別に俺は悠翔みたいに陽が俺のバスケのすべてじゃない。
確かに糧ではあるけど……
やっぱり俺は俺の為にバスケをしているし、周りのヤツもそうだと思う。
だけど…
陽の言葉を聞いていると時々そんな自分がちっぽけに見える。
何でかは分からない…けど
『明日から試合量倍にするからね』
「「「うっす………」」」
恨めしそうな目で言われたら誰も反論なんか出来やしないと思う。
こうして…
ある意味、地獄のような総体までのカウントダウンが始まった。