しばらくの沈黙が続き陽が急に顔を赤らめて笑い出した。
「あははッ 生徒達にヤキモチやいてどうすんのよ」
『だから……言いたくなかった』
「あのね、あたしが言ったの! 陽って呼べって。監督じゃなくてあの子達の仲間になりたかったから」
『そっか……』
視線をそらそうとする俺の頬を両手で包むとそっとキスをして
「知ってる? あたし剣夜しかみてないよ?」
なんて可愛い言葉を耳元で囁くから
『知ってる……』
俺から深いキスをした。
唇をゆっくり離し、
『なぁ……』
「うん?」
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