子供は欲しいとは…
思う。
けど、陽が教師をやっていてバスケ部の監督をやっているから簡単に子供というわけにはいかない………
「なになに?? 陽がヤらせてくれねーのか?」
冗談混じりに小突く悠翔を睨んで
『そんなんじゃねーよ』
そんなんじゃない……と思う。
ここ最近は学校がテストや部活の大会が近かったり、俺も忙しかったりして…
何だかんだ言って
2ヵ月以上
陽を抱いてない。
俺の雰囲気が暗くなったのを感じて心配そうに
「お前……溜まってんの?」
と笑いながら聞くけど、
普通に返せる気力がなくなり弱気に
『若干。…いや、かなり』
と呟いた。
急に弱った俺を見て悠翔が苦笑する。
俺、
何か情けない……