「陽……市総体の日に母さんが試合をみにくる。その時にこの話をすると思う…急に言われても答え出せないと思うからそれまでに心の準備しておいてほしい」 『……うん』 悠翔はニコッと、いつもの向日葵のような笑顔で 「“お兄ちゃん”は? 陽…」 『…“お兄ちゃん”ありがとう』 向日葵のような温かい愛情をくれた。 剣夜はあたしの頭を撫でてからゆっくりと存在を確かめるように抱きしめる。