「うーん……」


――ちゅッ

剣夜が頬に軽くキスをした



あたしは剣夜がキスしたところを両手で抑えて顔を真っ赤にして
『なっ?!』
叫んだ。

「俺からの誠意」

『い、意味わかんないっ!!』


また剣夜が肩をふるわせて笑う
「陽、可愛い」

『うるさい』







哀しいとき…心が折れそうなとき…
いつも側にいてくれたのはあなただった。
《人は支えられて生きている》誰かが言っていたけど、
あたしは支えられてばっかりだ…



だからあたしは
空っぽ?
だから…弱い??