【あなたの弱いところも見せても大丈夫。“受け止めてあげる”から】
こんなのただのエゴ……



「ん?」
黙りこくってしまったあたしを心配して覗きこむと…真っ直ぐに見つめ

『……だから“どうしようもない時はあたしのところに来てね”!! 無い胸だけどいつでも貸すから』
と明るく言うと…剣夜は嬉しそうにお腹を抱えて笑った。



あたりにも長いこと笑うからあたしは不機嫌になり
『笑いすぎ!! …胸ペッタンなのは知ってるもん。 てか、キャラ違うし!!』
頬を膨らますし、

「ごめんごめん。あぁ~…腹いてぇ」
肩を楽しそうに小刻みに上下している剣夜を睨んだ。


「ごめんって」
あたしの頭を撫でながら謝る

『やだ』

「は~る」
剣夜のキャラが違う……
何か可愛い

少し困らせたくて
『誠意が感じない』
と真剣な顔で剣夜に言うと。