あっていう間に待ちに待った放課後になる。
「ここが更衣室なんだけど、陽はトイレか体育で使う女子の更衣室使えよ」
『分かった。じゃ、着替えてくる』
「おう、着替えたらここ来て」
『了解~』
すごいスピードで着替えたあたしは走って待ち合わせの場所に急ぐ
――ドンっ
『いった…、ごめんなさい』
ぶつかった人を見ると
朝あたしを案内してくれた男前さんだった。
『あ、朝の!朝はありがと。後ぶつかってごめんなさい』
「…」
『…じゃあ』
男前さんの横を通り過ぎようとすると腕を不意に掴まれる
『は? な、何?!』
「お前、バスケ部入ったのか?」
『そうだけど…あ! これからよろしく』
「始めるのは勝手だけど、中途半端なことすんなよ…ウザイから」
『は?』
それだけ言うと、
男前さんは朝のように去っていった。