あたしはふっと笑って職員室を後にした。

あたしが去った後にさっちょんが
「潰されなきゃいいけどな」
と言っていたのをあたしは知らずに………


男バスと言えど、
バスケ部に入ったあたしは上機嫌に教育に入ると

男…男………
むさ苦しい。

適当に自己紹介をして席に着くと隣の席を見てビックリした


悠翔が………

寝ている。


『悠翔?』
起こすのは悪いかな?と思いながらも揺すり起こすと、眠たそうに目を擦りながらあたしの顔を見る。

「…は、る? 同じクラスなんだ。やった!」

『うん、よろしくね。あたしバスケ部入ったから放課後、一緒に行っていい? 色々教えて欲しい』

そう言うと
さっきまでの寝ぼけた顔が嘘のように真面目な…
神妙な顔付きになる


『悠翔? …どした? だめかな』

「…いや、わかった。頑張ろうな」
作り笑顔をする悠翔に不信感を覚えながらもバスケが出来るという嬉しさであたしは一杯になって気にもしなかった。