――次の日
AM,6:00
部活が始まる前のランニング
やっぱり少し動かなかっただけで体がいつもと違う…
あたしは息が上がり近くの公園に入りベンチに倒れこんだ。
『ハァッ…ハァッ!! しんどい』
――ガチャ
シュートの音がした方に目を向けると
そこには滴るぐらいに汗を流しながらシューティングをする姿があった。
見覚えのある姿にあたしは近づく
『剣夜?』
振り返った剣夜は驚いた表情で手に持ったボールを落とした。
ボールを拾い上げて剣夜に渡す。
『はい、ボール! そんなにビックリしなくてもいいじゃない。おはよう』
「…お、はよ」
『自主練習??』
「まぁ」
あたしはいつも通りの無愛想な剣夜で少しホッとした