『あたしが言えたコトじゃ無いけど……バスケしてなかったの??』

「うん。…バスケすると陽が浮かんできて駄目だった」

『そっか』

「俺、陽が居たからバスケ始めて…陽が居たから上手くなれて…陽がいるから続けられてたんだと思った。俺のバスケは陽なんだ」

『悠翔…』

悠翔は少し照れたように笑って明るい声で
「みんなに謝んないとな! すっげー心配させたと思うし…」

『そうだね』



軽くキスをして
みんなのいる体育館に向かった。