「おい、准…いいのか?」
剛さんが焦ったように聞くと

「きっと……いや、絶対に今の悠翔を救えるのは陽だけです。だから知る必要があると思います」
ハッキリと准は言い切った。


准があたしの目を真剣に見つめて何か伝えようとするように話し始める

「悠翔は…今、英語準備室に居ると思う」

『何で、そんな所に? 何してるの??』

「中学の時と一緒…」

『え? ………じゃあ』

「そう。ヤってる最中」

『新しい人出来たんだ』

「違う。みんな初対面……ちなみにみんな共通点がある。」

『…?』














―――「みんな“ハル”って名前」