『…な、に言ってんの?』

「だから! 女バスはねぇんだって! つか、この学校女子は陽を合わせても全学年で7人しか居ないだぜ? ……って、お前知らなかったんのかよ?」

あたしの
頭の中は真っ白になっていた。


多分、
かなり長い間停止してしまっていたと思う――

「は…る?」

やっと状況が理解できた時、
不意に涙が溢れてきた。

『やだ』

「え?」

『まだ、終わりたくない』


あたしは意味もなく悠翔を睨みつける