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 不毛な会議の結論は、なるようになれ、ということで落ち着いた。

 バレなければそれに越したことはないし、実際の犯行が行われていないことが分かれば自然と噂も消えていくことだろう。もし万が一、私達の悪戯だということが知れてしまったならば、ということは考えないことにした。

 こういう結論に達したならば、日常生活はより一層気合をいれて「いつも通り」に過ごさねばなるまい。自分に言い聞かせて、自転車置き場に単車をとめ、うん、と小さく頷いた。


「おはよ、みゃーこ。……どうしたの? 憂鬱な顔してるよ」


 一発でバレた件については保留ということで。隣に自転車を止めた学友に笑顔を返す。


「おはよう理有。京さんはいつでも元気だよ? ん?」


 いつものようにぺったんバスト。今日は緑のパーカーをはおり、そろそろ寒くもなろうというのにチェック柄のミニスカート。

 編んだ上に頭の後ろでまとめた髪型は撫でにくくて個人的にマイナスポイント。しかしうなじが大変素敵なのでプラスマイナスゼロに。

 通学するときだけかけている眼鏡がまた素敵なのでプラスポイント。それはそうと我が愛しの理有さまの鋭さは半端ではなかった。