「なにしてんの?」


「あっだいちゃん!やっと終わったの?待ちくたびれちゃったよ〜」


朝とはうってかわってのんきに笑っているひなの。


ボケすぎ…
普通気付くだろうに…


「グラウンド見なかったのか?!今日早く終わったから智輝たちと遊んでた。」

「そうなの!?なんだぁ…遊んでたんだ。」


ひなのは悲しそうな顔をして俯いた。



「なっなんだよ?何かあった?てか今日帰り待ってるなんて言ってなかったのになんで!」



「だって…
記念日は一緒に帰ろうって…
だいちゃんのばか!」


ひなのは今にも泣きそうな顔をして走り出した。